2023年1月23日 アメリカテネシー州ナッシュビルにて開催する
PPA(プロフェッショナル フォトグラファー オブ アメリカ)主催の
2023年フォトコンテスト授賞式に、松尾圭一郎フォトグラファーさんと参加した。
今回の授賞式に参加する目的は3つ
1.『受賞式のステージに立った写真を撮って帰る』
世界ステージに立った写真を撮り、地元(日本一人口が少ない鳥取県)子供達に
『田舎でも、やりたいことを真っすぐ信じてやり続けたら、結果が出る』ことを伝え、勇気を届けたい。
2.世界トップフォトグラフャーと会話する
世界トップフォトグラファーに『撮影する時に大切にしていることや、
今後の写真業界の未来についてどう考えているのか』
を聴き取り、今後の写真活動に生かす。
3.『写真で病気を治す」のヒントを取集
約160年の写真歴史をもつPPAだからこそ、写真を超えた価値について何かヒントがあるはず
アメリカへ
出発は、1月18日東京羽田空港。
ヒューストンジョージブッシュ空港で乗り継ぎし、ナッシュビルへ。
イベント会場は活気に満ち溢れていた。
カメラメーカー、台紙メーカー、機材メーカーなど多すぎて全て見ることは出来なかった。
真っ先に”受賞作品展示コーナー”へ足を運んだ。
本当にあった。
世界舞台に自分の写真があった。
心の準備はしてきたつもりだったが、実際、写真を目にすると全身に駆け巡るものがあった。
この時の感覚を文書にすることは非常に難しい。
数分、ずっと眺めていた。
松尾さんが「一緒に記念写真撮りましょう」と声をかけてくださり我に返った。
本当に来たんだ。
本当に受賞したんだ。
この時間をかみしめるように、記念写真を撮った。
会場入り口付近で、松尾さんが紹介してくれた女性フォトグラファーと
何気ない会話(私は和英翻訳アプリ使用)中に
「あなたは写真で何がしたいんですか?」と聞かれたので
「写真で病気を治したい」と伝えたら、大きな目をして「出来るよ。出来るよ!」と抱きしめてきた。
涙が溢れてきた。二人で泣きながら話をした。
私の顔見て「私は、癌の子供たちに生きる勇気を写真で届けている」と言った。
その人はSandra Shaw Pearceさん。
PPAで数々の名誉ある賞をお持ちで、世界的に有名なフォトグラファーだった。
子供達にアメリカンヒーローの格好をさせて写真の中でスーパーヒーローになりきり
病気と向き合う希望を届けていた。
「写真は人に勇気と希望を与えるものだよ。日本であなたの夢は必ず実現できる。
きっとすでに実現しているはずだよ」
と私に希望と勇気をくれた。
その後も、松尾さんは惜しみなく世界のフォトグラファーを紹介してくれた。
沢山の人達と会話した。
写真を撮る意味は様々だった。
撮影で大切にしていことで多かったことは、被写体を知ることと、出来る自分を信じる事だった。
アメリカでは家族写真を多く飾る。
なぜ家族写真を多く飾るのかと質問したら
なぜそんな質問をするのか?と逆に聞かれた。
大切な家族の写真を飾ることは当たり前のことであり、常に家族の事を考えていると話してくれた。
根本から文化が違うんだ・・・と肌で感じれたことは貴重な経験だった。
イベントは、各表彰式やセミナーなど4日間で構成されおり、
最終日に我々が出席するGrand Imaging Award Finalists がいよいよ開催された。
いよいよ授賞式
タキシード姿で会場に入る。
授賞式では、世間に写真で貢献した方々や、PPA活動に貢献した方々の紹介と受賞があった。
尊敬の意を表した本物のスタンディングオベーションには鳥肌が立った。
受賞者が呼ばれ、舞台袖で待つ間緊張していた。
普通に笑顔で会話している外国人に、「なぜ緊張しないんだ?」と聞くと
「緊張は同じ様にしているが、今を楽しもうと思ているから、
この緊張さえもワクワクに変えれている」と話してくれた。
いよいよ名前が呼ばれステージに立つ!!!KENICHIRO OTSUKA・・・・